たくんがブログを散らかします。

とにかく散らかす!

母は泣いている。

母は泣いている。

 

過去、数万年が幾度となく繰り返された

争い・破壊により母は泣いている。

 

そのたびに母は傷を癒した。

 

どれだけ傷つけられようとも

自分の愛する子供たちを守ることを

母は受け入れた。

 

母は子供たちを信じることを選択した。

 

けれどもいつもやってくる。

母自身でもある自分の子供たちを

傷つけようとする奴らが。

 

そのたびに、母は怒り、母は悩み

子供たちはおろかにも何度も奴らと争った。

 

そして、また母は泣いた。

 

母はそれでも諦めず

自分の傷を癒した後

再び、子供たちを育んだ。

 

その母を見て

母の兄弟たちは

自分たちの子供に意思を繋いだ。

 

母の兄弟の子供たちは作戦を立てた。

その子供たちも何度も挑んだ。

失敗を繰り返した。

 

そのたびに作戦を立て直した。

作戦を立て直すたびに

奴らの作戦も強大になってくる。

 

強制でもいけなく

争いもいけない。

 

自由の選択の元での

光と闇の調和が必要なことを学んだ。

 

母の兄弟の子供たちは大幅な人員を

母の元へ送ることとした。

 

沢山の優秀な子供たちが送られた。

 

選ばれた子供たちは

レクチャーを受けた。

 

その内容は相当の覚悟が必要なものであったが

様々な感情の中、みんな覚悟を決めた。

 

何故なら、必ず母を

母の子供たちを助けることを心に決めていたからだ。

 

子供たちを送り出した、別の子供たちは

強烈な光の仲間が母を助けることを願い…

 

そして信じた。

 

母にとって、送り出された兄弟の子供たちは

今となっては他の子供たちと同じ

母の子供たちである。

 

 

もう何度目だろう。

 

母は時に怒り、母は時に悲しみ

今もまだ泣いている。

 

ただ今回の涙は今までと違うことを

母自身も知っているし、確信している。

 

母は多くの光と闇を知っている。

 

だからこそ、母は多くの光を感じている。

 

怒りや痛み、悲しみの奥には

確かな喜びがあることを母は感じている。

 

母は待っている。

子供たちの成長を。

 

母は信じている。

子供たちがもう同じ過ちを犯さないこと。

 

母はまた傷を癒すだろう。

 

傷を癒すための犠牲の悲しみも知っている。

 

「もう苦しまなくていいよ

 大丈夫だよお母さん。」

 

その言葉を聞いて、母は微笑んだ。